見積もりの時は他の業者と同じく営業マンが来るので、普通の接客でしたが、引っ越しの営業というのは、大体が現場に無理を言わせる契約をするようなところが多いです。特に4月頭の繁忙期にお願いしたので、足元を見られている感じが強かったです。
最終的に、まず「トラックが空いていない」と言って相手にされない業者がほとんどだったので、金額をうんぬん言ってられずにここに決めました。
4月1日、38kmの近さで最初80万近い見積もりで驚きました。いつも引っ越しの見積もりは問題になって今業務停止を受けている業者もいるくらいですから、「会社から出るわけではなく、自費なのでこんなに出せない」と粘ると、「今ここで契約すれば62万にできる」と言います。
どこの営業マンも決まり文句のように「今ここで契約を」と言うので、トラックを抑えてもらうためにもその場で契約しました。もちろんあとから電話一本で解約可能です。最終的に翌日電話し、「この値段では払えないと夫が言っている」と伝えるとさらに値引き交渉を続け、38万で契約しました。
当日の作業は、階段のみの団地で5階住みのため、4人の男性が来ました。二人一組で大型の家具なんかを狭い階段で降ろさねばなりません。
開始15分、重たいタンスを一人で運んでいたバイト君が、階段の途中で手をすべらせ、自分の足の上にタンスを落としてしまいました。
タンスの角には手すりの形にへこみができ(養生はされていましたが)、バイト君は足から大量の血を流し帰っていきました。ここからが大変です。3人で4トンロングの荷物を運び出し荷詰めしなくてはならず、5時間かかりました。
14時に搬出を終え、新居へ向かいます。新居にトラックが着いたのは16時半。
そこから新たに参加したスタッフを交え、最初5人いたのですが、なぜか5人がかりでハンガークローゼットを組み立て始めました。しかも組みはずしたスタッフもいるにもかかわらず、ぐちゃぐちゃ、それをまた組みはずして組み立てなおすのか・・・とあきれるほど時間がかかっていたので、ハンガークロゼットは私が引き受けて、荷運びを優先してもらいました。
しかし、17時になると一人帰宅し、18時になるとスタッフは二人に。現場責任者の男性一人と学生バイト君一人だけ。そこから21時半まで黙々と段ボールの搬入が続きました。
疲れから無口になるスタッフ、思ったより遅い時間までかかってしまい、ご近所迷惑も心配になってくる私、そして寝る時間をとうに過ぎて疲れ果てている子供達…。
転勤族なので2~3年に一度転勤を繰り返してきましたが、このような引っ越しは初めてでした。アークが悪いかどうかは別として、この日の引っ越しは全体的にはずれだったのだと思うようにしています。
4月頭の引っ越しはどこの業者も半分はバイト君だったり、そもそも人数をそろえることができずに作業に時間がかかったり物を壊したりは想定内ですが、搬出の際のバイト君が早々に自損事故で退出したことや、搬入を始めた際にいた人数が、「他の現場に行く」「退勤時間」という理由でどんどん脱落したことは、これまでもこの後の引っ越しでも一度も経験ありません。
また、この時の引っ越しではタンスにへこみができた傷だけでなく、冷蔵庫にもへこみができ、分解して運んだ電子ピアノはビスを一つ紛失したうえ、組み立て後に蓋が開かなくなるという事態にも及び(すべてこれまでの引っ越しで経験したことがありません)それを後日会社に電話で伝えると、ピアノは古く、修理対象にならないとのことで、通常の修理代として2万、その他の当日作業時間が21時半に及んだことや人数を揃えられなかったこと等、すべて合わせて6万円の返金を申し出てきました。
なので最初80万の見積もり→38万で契約→6万返金で実質32万円
そう思うとまだ納得できている自分がいます。何度も言いますが、これまで幾度となくあらゆる引っ越し業者を利用して引っ越ししてきていますが、これまでもこれ以降も、このような引っ越しはアークのこの時一回きりです。
アーク引越センター
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