高配当の魅力的な銘柄が多いアメリカ株ですが、ＮＹ市場の寄り付きは、夏季で日本時間の夜10時半、冬期は11時半で何かと不便に感じる方も居るかと思います。そういう意味では、アメリカ株のＰＴＳ取り引き（時間外取引）が出来る事がこの証券会社の強みだと言えます。米国株に興味のある方、日本時間の日中に米国株の売買をしてみたい向きには特に適した証券会社だと思います。
ただ、裏を返せば、それ以外の優位性はあまりないとも言えます。手数料にしても、現物株の個別取引だと他と遜色は無いようですが、現物株の定額サービスでは有料となり、無料が多い他社と差が付いてしまいますのでマイナス点だと思います。ですから、国内株を中心に取引したい方には特に強くお勧め出来る理由はあまりないかもしれませんね。
日本株のリスクヘッジという点からもやや難ありです。暴落への備えや対処は、何もしない、買い増し（ナンピン）、少額かつ短期なら逆指値で損切り、と人それぞれかと思います。プットオプションの買いも有効な手段ですが、この証券会社のスマートフォン用のアプリではコールやプットの売買が出来ません。何故か先物のみになっています。外出先で悪いニュースや変事があった場合を考えると少し困りますね。スマホでＰＣ画面を表示させれば済むかもしれませんがちょっと不便ですし、何故そうなったのか少々疑問です。
ところで、アメリカ株と言えば、昨今は米国の金利が絶賛上昇中ですね。こういう時は、配当も無く高金利に弱いグロース株は一先ず様子見で、定石通り大型のバリュー株に注目ですね。個人的には、ATTやP＆Gなどのデフェンシブ銘柄を安値で拾ってみても良いかなと思っているところです。
マネックス証券
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