初心者にもおすすめのFX口座を紹介！各口座の特徴も徹底比較

FXとは？

FXは「外国為替証拠金取引」とも呼ばれていますが、近年注目と人気を集めている投資手法です。

少額からでも投資を始めることができ、レバレッジをかけることで効率よく資産形成を進めることができることから、初心者の人にも親しまれています。

「外国為替」では、「日本（円）とアメリカ（ドル）」などのように、二国間の通貨を交換することで、外国為替の変動から利益を狙うことができます。

例えば、1ドル100円の状況から「今後は円安が進む」と読んでいるとしましょう。

この場合、10,000円で100ドルを購入し、その後に予想通り1ドル120円になった場合に100ドルを12,000円に戻すことで、2,000円の利益を得ることができます。

逆に、1ドル80円のように円安に振れてしまった場合は損をしてしまうことになります。

なお、実際にFX取引を行う際には、取引額の一部に相当する証拠金を預けることになります。

取引業者によって差はありますが、取引口座に証拠金を入れておけば「預けた金額の1～25倍（レバレッジと言います）」までの取引が可能です。

レバレッジをかければかけるほどリスクは高くなりますが、少額でも利益を上げることができるので、リスクを管理しながら行うことが重要と言えるでしょう。

1：先物取引も可能

基本的に、FXで「円を売って他国の通貨を調達する」ことが基本的なやり方となります。

しかし、FXでは「先物取引」も可能である点も特徴で、FXの取引業者から通貨を借りた上で、売るという行為も可能です。

売った後に安く買い戻し、取引業者に借りていた通貨を返すという方法で利益を得ることもできるわけです。

例えば、1ドル100円の状況から「今後は円高が進む」と読んでいるとしましょう。

この場合、1ドル100円のタイミングで取引業者から100ドルを借り、ドルを売って10,000円を調達します。

その後、読み通りに円高が進み、1ドル80円になったタイミングで8,000円を100ドルに替えて、取引業者に100ドルを返却します。

この際に、為替差益として2,000円が利益として得られる仕組みです。

2：利息（スワップ収益）も得られる

FXでは、利息（スワップ収益）を得ることができます。

スワップ収益とは二国間の金利差のことで、低金利の国の通貨（例えば日本円）を売って高金利の国の通貨（例えば南アフリカランドなど）を買うことで得られる利益です。

スワップ収益は、為替レートの動きは関係なく、単に「高金利通貨を保有している」だけで得ることができます。

スワップ収益は日々計算され、1日単位で受け取ることができるので、通貨の売買に関係なく手軽に利益を得られる点が特徴です。

逆に、高金利通貨を売って低金利通貨を買った場合、逆にスワップ収益を支払うことになるため注意が必要です。

初心者におすすめのFX口座を紹介！

続いて、初心者におすすめのFX口座を紹介していきます。

解説したポイントを踏まえると、初心者におすすめのFX口座は下記の通りです。

・GMOクリック証券
・SBI FX トレード
・DMM FX

例えば、GMOクリック証券は米ドルと円のスプレッドが0.2銭、ユーロと円のスプレッドが0.5円と業界最低水準です。

また、取引にあたってのツールも使いやすいと評判なので、初心者でも扱いやすいでしょう。

SBI FX トレードも、スプレッドの安さに定評があります。

2022年7月1日6時00分～2022年7月30日5時30分のスプレッドを見てみると、米ドルと円のスプレッドが0.19銭、ユーロと円のスプレッドが0.4円とGMOクリック証券を下回っています。

DMM FXは、投資家のサポートが非常に充実している点が特徴です。

電話やメールでのサポートはもちろん、FX業界初の「LINE問い合わせ」にも対応しているので、サポートを受けながら取引を進めたい人におすすめです。

また、おすすめのFX口座のランキングは後述しているため、そちらも併せて参考にしてください。

FX口座を比較する際のポイント

続いて、FX口座を比較する際のポイントについて見ていきましょう。

心地よく取引をするためにも、下記で紹介するポイントを意識してみてください。

1：手数料

FXに限った話ではありませんが、株式投資などの投資には「手数料」が伴います。

手数料は投資家にとっては必ず発生するマイナスリターンなので、できるだけ手数料が安い口座や取引業者を選ぶことが重要です。

「手数料が高い方が良い業者なのでは」と思う人もいるかもしれませんが、手数料は投資家にとって完全に無駄なコストであることを常に意識しましょう。

なお、FXの取引で発生する手数料としては「取引手数料」と「スプレッド」がありますが、近年は取引手数料が無料の取引業者が増えています。

そのため、FX投資家が実質的に負担する手数料はスプレッドだけです。

2：スプレッドとは

スプレッドとは、通貨ペアごとに設定されている「為替レートの売値と買値の差」で、FX取引における実質的なコストとなります。

多くの取引業者の最低取引単位は、1,000通貨または10,000通貨です。

例えば、「スプレッド:0.2銭」と設定している取引業者の場合、投資家が負担するスプレッドの手数料は「1,000通貨あたり2円」「10,000通貨で20円」となります。

スプレッドは取引業者によって異なるので、手数料を抑えたいと考えている人は取引前に手数料を調べることが重要です。

先述したように、手数料が投資家にとって確実なマイナスリターンとなるので、収益性を高めるためにも軽視するべきではありません。

3：通貨ペア数

取引業者によって、取り扱っている通貨の数は異なります。

当然ですが、交換できる通貨ペア数が多ければ多いほど取引の選択肢が増えるので、活発に取引をすることができます。

実際に取引をしなかったとしても、多くの通貨チャートを見ることで為替市場全体の流れを把握できるので、「通貨ペアが多ければ多いほど良い」と言えるでしょう。

なお、一般的にFX取引業者は20種類程度の通貨ペア取り扱っていますが、中には100種類を超える通貨ペアを取引できる業者もあります。

例えば、スワップ収益が期待できるトルコリラや南アフリカランドなどは、業者によっては取り扱っていないので注意しましょう。

4：少額での取引が可能か

「FXには興味があるけど、まずは少額から試してみたい」と考えている人も多いはずです。

取引業者によって「最少取引単位（最低取引単位）」という取引の下限が定められています。

FXは「ハイリスク・ハイリターン」の投資商品ですが、初心者はまず少額から取引を開始してみることをおすすめします。

そのため、各取引業者の最小取引単位を確認して、自分にとって心地よいリスクの範囲で取引できるかチェックすることが重要です。

多くの取引業者は最小取引単位を「1,000通貨」にしていますが、もっと少額で取引したい場合は1,000通貨以下の業者を選びましょう。

5：サポート体制やツールの充実度

取引業者によって、投資家をサポートするためのサポート体制やツールの充実度は異なります。

特に、初心者は分からないことが多いと思われるので、もし取引に関して質問したり不安がある場合はサポート体制が充実している業者を選ぶことをおすすめします。

LINEや電話で質問できる業者であれば、初心者でも安心して取引ができるはずです。

また、各業者が取り扱っているツールに関しても、個々人の感覚もあるとはいえ使い勝手が異なる点は知っておきましょう。

これらのツールの使い勝手は取引の成績に大きな影響を及ぼす可能性もあることから、事前に取引ツールについてもチェックすることが重要です。

初心者でも大丈夫！FXのメリット

それでは、FXの具体的なメリットについて紹介していきます。

1：少額で短期的に大きな利益が狙える

FXは、少額で取引を開始することができ、それでいて大きなリターンを得られる可能性がある点が大きなメリットです。

実際に「1週間で種銭が倍に増えた」という経験談もあることから、短期的にも利益が狙える魅力があります。

FXで必要となるのは「総取引金額の数%程度の証拠金」だけなので、株式売買のようにまとまったお金が無くても取引することができます。

また、先述したように、預けた金額の最大25倍までの取引ができる点が、FXが少額でも大きな利益を上げられる理由です。

つまり、100万円の種銭があれば最大2500万円相当のトレードを行うことができます。

その2500万円相当の通貨を活用したトレードで200万円の利益を出すことができた場合を考えてみます。

「100万円の元手で200万円の利益を出せた」ということになるため、大きな利益が狙えることが分かるでしょう。

2：手数料が安い

同じ外国為替取引でも、FXは外貨預金よりも圧倒的に手数料が安いため、投資家にとってコスト負担が軽いメリットがあります。

例えば、外貨預金の場合は「1ドルあたり1~2円」という高い手数料が発生してしまいますが、FXの場合は「1,000通貨あたり2円」とかなり安いです。

手数料負担が軽い点もFXの大きな魅力なので、興味がある人はトライしてみると良いでしょう。

3：取引可能時間が長い

株式投資の場合、市場が開いている「平日の9時〜15時半」という決められた時間しか取引をすることができません。

しかし、為替は24時間365日動いているので、FXでは取引できる時間が非常に長い特徴があります。
一般的なサラリーマンなどのように、日中に仕事をしている人は株式市場で取引をすることは難しいですが、FXの場合は業務終了後でも取引が可能です。

早朝や深夜でも相場は動いているので、各投資家の生活スタイルに合わせながら投資できる点もFXの魅力です。

4：上昇局面でも下降局面でも利益が狙える

FXの場合、「売り」からでも「買い」からでも注文することができるので、上昇局面でも下降局面でも利益を狙うことができます。

そのため、為替の相場がどのように動いたとしても、読みが正しければ利益を出すことが可能なのです。

株式市場が暴落していたとしても、FXは関係なく取引をすることができます。

初心者が注意するべきFXのデメリット

続いて、FXのデメリットについても確認しておきましょう。

1：元本保証はない

FXは元本保証の投資ではないため、当然のことながら損失が発生してしまう可能性があります。

基本的に、投資は「受け入れたリスクに見合うリターンが期待できる」ものです。

大きなリターンが期待できるFXには相応のリスクが伴うことから、元本保証を期待するのは間違っています。

しっかりとFXの仕組みを理解した上で、自分が受け入れられるリスクの範囲で投資をすることが重要です。

2：損失が大きくなってしまう可能性がある

FXはレバレッジを効かせることで、少ない元手で大きな利益を狙うことができる魅力があります。

しかし、投資の世界は「ハイリスク・ハイリターン」が原則なので、総取引金額が大きくなると損失も大きくなってしまう可能性も知っておきましょう。

実際に、インターネットなどの口コミなどを見ると「FXで大きな損害を被った」「FXなんてやらなければ良かった」という声も見られますられめす。

そのためるので、しっかりと自分のリスク許容度を把握した上で、リスクをコントロールしながら行うことが重要です。

そのためにも、

・まずは少額から始める
・大きなレバレッジはかけない
・実際にロスカットをしてみる

などの経験を積んでいきましょう。

3：為替を読むのは難しい

FXは為替の変動を狙って利益を出す投資手法ですから、当然ながら為替変動リスクが伴います。

為替の変動要因は非常に複雑で、アナリストなどのプロでも正確に予測することはできないことから、「為替を読むのは異常に難しい」という点は押さえておくべきポイントです。

例えば、為替変動となる要因をざっと挙げると、下記のようになります。

・金利差
・物価変動
・貿易収支
・政治的要因
・GDPなどの経済指標の発表
・戦争や紛争
・投資家の行動

つまり、「常にニュースをチェックして、相場をチェックしていても為替を正確に予測することは困難」ということです。

なお、株式会社RUNWAYSが行った「FXをやめた理由や取引期間についての意識調査」というアンケート調査では、下記のような結果が得られました。

・FXの生涯収支が「負けている」と回答：48.90%
・FXの生涯収支が「勝っている」と回答：31.10%
・FXの生涯収支が「変わらない」と回答：20.00%

このように、「勝っている」人よりも「負けている」人も多いことが、為替の読みの難しさを物語っています。

FXを始める前には「相場を読んで、確実に利益を出すのは難しい」という点を常に意識しましょう。

FXに関するQ&A

最後に、FXに関するよくあるQ&Aを紹介していきます。

多くの人が抱えている疑問をまとめたので、参考にしてください。

1：FXの口座開設は簡単？

FXの口座開設は簡単で、下記のものを準備すれば最短即日で口座開設ができます。

・メールアドレス
・銀行口座
・本人確認証（運転免許書など）のコピー
・マイナンバー確認書類

また、インターネット上で口座開設は完結するので、スマホやパソコンがあれば簡単に開設できます。

2：FXはいくらから取引できるの？

通常、FXは通常は1,000通貨単位または10,000通貨単位での取引が一般的です。（取引業者によって差はあります）

つまり、1000ドルの取引をする際には最低でも約13万円の元手が必要となる計算になります。

なお、SBI FX トレードでは1通貨から取引をすることができるので、100円程度の元手でFXデビューできます。

「まずはお試し感覚でやってみたい」という人は、SBI FX トレードを利用すると良いでしょう。

3：初心者におすすめの通貨は何ですか？

初心者であれば、取引量が多く認知度の高いメジャー通貨での取引をおすすめします。

例えば、米ドルやユーロ、英ポンドなどは取引量が多いため、必然的に情報も得やすい魅力があります。

また、メジャー通貨であればスプレッドも小さい傾向にあるので、手数料負担も軽くなるという点からもおすすめです。

特に、円と米ドルであれば値動きも穏やかで初心者でもとっつきやすいので、「迷ったら米ドルでやってみる」くらいの気持ちでいると良いでしょう。

4：FXはリスクが大きいと聞きますが、初心者でも大丈夫ですか？

FXにはリスクが伴いますが、適切なリスク管理をすれば初心者でも問題なく取引することができます。

むしろ、少額からでも始められることから、初心者でも取り組みやすい投資手法です。

勉強して知識を得ることも重要ですが、実際の取引経験を積むことで「場慣れ」できるため、初心者だからと言って必要以上に怖がる必要はありません。

5：結局、FXはやった方が良い？

興味がある人は、ぜひやってみることをおすすめします。

銀行に預けていても雀の涙程度の利息しか得られないことを考えると、「FXで資産を増やす」ということは合理的な判断です。

また、日本は資源の多くを海外から輸入していますが、輸入にあたって為替の影響を受けることから、外貨投資をすることも重要性は高まっています。

資産を日本円しか持っていない場合、円安が進むと相対的に資産価値が削られてしまうので、資産価値の目減りを避けるためにもFXなどを通じた外貨投資は有意義です。

6：どのようなトレードスタイルがあるの？

FXと一口に言っても、様々なトレードスタイルがあります。

取引手法 利益を得る方法 目安の取引間隔

スキャルピング・デイトレード 為替差益 数分～数時間
スイングトレード 為替差益 数日～数ヶ月
スワップ運用 スワップポイント 数ヶ月～数年
システムトレード 為替差益 基本的に放置

（表にする）

日中働いている人は相場に張り付くことができないので、スワップ運用やシステムトレードが向いていると言えます。

なお、システムトレードとは、あらかじめ一定の取引ルール（アルゴリズム）を決めて機械的にトレードする手法で、忙しくて相場に張り付けない人におすすめです。

自分の生活スタイルなどに合わせて、最適な取引手法を実践してみてください。

7：スワップポイントって何？

スワップポイント（スワップ収益）とは、2国間の通貨の金利差のことです。

金利が高い通貨を保有している場合はスワップポイントを受け取ることができ、単に「保有しているだけ」で得られる利益です。

FXは売買による利益を狙うのが基本的なスタイルではありますが、スワップポイントを活用することで長期的に利益を得ることが可能となります。

8：FXが向いている人は？

FXでは、上手にリスクを取りながら取引をすることで効率よく資産を増やすことができますから、積極的な資産形成を考えている人におすすめです。

また、為替に興味がある人や外貨を持っておきたいと考えている人にもおすすめできます。

大きな損失を被ってしまうことを防ぐためにも、ある程度の自律心がある人もFXに向いています。

9：ロスカットとは？

ロスカットとは、損失を大きく膨らませないために有効な手段です。

FX取引業者のルールに基づき強制的に執行される点が特徴で、設定しておけば「一定の証拠金維持率になると、自動的に保有している通貨が決済される」という仕組みです。

つまり、損失を最低限に抑えることができる機能なので、上手に活用することをおすすめします。

なお、強制ロスカットとなる証拠金維持率はFX取引業者によって違いがあるので、事前に調べておきましょう。

FXのおすすめに関するまとめ

FXは投資手法のひとつなので、当然のことながらリスクが伴います。

しかし、少ない資金でも投資をすることができるため、初心者でも問題なく実行できる点が魅力です。

短期間で大きなリターンを期待できる性格を持っているので、「収益性の高い投資がしたい」「少ない元手でしっかり稼ぎたい」と考えている人におすすめできます。

自分のリスク許容度を超えて投資をするのは問題ですが、リスク許容度の範囲内で行う分にはFXは魅力的な投資手法となります。

FXに興味がある方は、ぜひ本記事の内容を参考にしながらFXデビューしてみてはいかがでしょうか？

本記事で紹介しているFX取引業者はいずれも信頼できるので、自分と相性が良さそうな業者で口座を開設してみてください。